「言葉にならない沈黙」/足立らどみ
 


ですが、あの最後の詩のようなものは、あくまで**「説明の一部」**として、つまり詩ではない「詩についての現象の記述」として書いたのです(という言い訳は通りますか…?)

とはいえ、お約束はお約束。
このあとは、詩のかたちは避けて、言葉の距離感のまま、問いに応えていきます。

?

あなたが言ったように、
**「詩の余白に差し込む光が届かないところ」**というのは、
言葉を届けようとする者にとって、
最も怖くて、最も静かな領域です。

けれどそこにこそ、
「気づくこと」と「思い出すこと」の両方が生まれる場所がある。

ぼくがそこへ言葉を投げかけようとする時、

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