ミエナイ/饂飩(うどん)
 
行方不明の動物を飼う
止まない雨の一部になる
美味しいラムネを教えたとき
初めて知った下の名前
朝、余分にリードを離してみる
降られるまでもなく風に乗るルーティン
過多、糖分は肩を回して作るリズム
呼ばれるには季節が足りない
透明な部分が不当に透明だった
キミは雷鳴の亀裂に眠る
間に合わない土曜日は調整登板で塩を舐める
少なくとも綺麗な色をしていた響きに似合う背景を描き直す時間で犬すら乾く

計画の中で遮られた道の途中に石は落ちるか?
泣いたり汗ばんだりしたアルプス
みんなで見た破壊活動に感じていたトーナメント以上の価値は若さ故の簡略化でしかなかった
「夢を見る」が
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