詩想、夜夢の現/ひだかたけし
 
夜毎の夢に開け入る現、

ほら 一昼夜おいて昨夜の更に
鮮明に浮き立ち
私の思考生命の今に響き刻み込まれ

日々この世の側 遠くとほい此の感触、

残響し続ける大宇宙 詩想し続ける小宇宙

ダイナミズムのいや増し重なり合いて

ふわりと紙片の舞い落ちる音。


戻る   Point(7)