脳髄の夢幻(ユメ)/
栗栖真理亜
浮遊する染色体
活性する細胞が規則正しく時を刻む
活きているという実感
身体の隅々で感じる悦び
あらゆる毒菌が精神を蝕んでも
駆け巡る循環液の流れを止めることは出来やしない
脳髄の夢幻(ユメ)が間違いを犯さぬ限り
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