道に吐いた唾が忘れられない模様を描き出すみたいに/ホロウ・シカエルボク
来るのは俺たちみたいな書き手だけだぜ、生きてきた人生のすべてがそこには描き出される、もちろんその時の最大値でしかないわけだけど、言ってみれば詩極巧妙な走馬灯みたいなものさ、すべての過去を焼き切って新しく明日を迎えるために、いつだって知らないものに触れるみたいに今日もまた肉体を飛び越えるんだ、身体が軋む音が聞こえるかい、限界を知り、耐えることが出来なければ、人生の幕はそこで降ろされるかもしれないんだぜ。
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