哀惜 、Bad(改訂)/ひだかたけし
 
黒ずんだ血の色に充ちた眼球を抱え
自らの肉に怒りのイカズチ振り落とし
引き裂かざるを得なかった

貴女の 真上、

ただひたすらにすきとほる
絹の天空の
果てしなく拡がり奥まりいき 、

  いかせてしまえ!

次なる生で
冷やかな情熱燃やし
新た改めまた逢えるのなら

僕らの真上にもまた新た、

幾何学模様に編み込まれた天空の絹の 照り輝き




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