わたしの場合毒虫ではなく/ただのみきや
 
ない

そんな時ふと思い浮かんだもの それは芥川の蜘蛛の糸
カンっ(痛っ!舌噛んじゃった ってダジャレじゃねー
ぞ!)?ちゃんよ! ?陀多ちゃんだってば! 状況そっ
くりじゃないか 絶対に?陀多がいるはずだ いやいや
?陀多みたいなやつばっかりに決まっている もともと
わたしが書いた詩だ 我欲で自己中心な連中ばかり 1
度後ろを振り返りさえすれば糸が切れるのが怖くなって
後ろに続くやつらを振り蹴り落とそうとするに決まって
る そうすればきっと糸は切れる! 切れるに決まって
る! わたしが釈迦だ! おまえたちに対しては絶対の
存在! 勝手な輪廻など許すものか!

ほうら 
[次のページ]
戻る   Point(4)