コンクラーベろっ/ひだかたけし
 
眼前に ぶるり
震える頬の
密度、
何を識ろうか その想い

絶えて久しい肉身の刻印 、

ぱっくり開いた
ぬめる漆黒の口に
呑み込まれる
最低地点でこそ
初めて観識り得た、

 独り人と独り人の間でのみ
  見出される
  金と十字架の
 狭間のルール



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