こども/
栗栖真理亜
やわらかく
時に鋭く
言葉を紡ぐ
ママもパパもおじいちゃんおばあちゃんも
近所の犬も猫も
通っている幼稚園だって小学校だって
周りにある物事すべて
こどもにかかればあっという間に不思議なリズム
感じたものを感じたまま
昔こどもだった大人たちの目をハッと醒させて
こどももまた大きくなるにつれ
その無邪気すぎる表現を忘れてゆく
集団生活という荒波に揉まれ
世俗の興味関心に目移りして
そうしてまた新しいこどもへと
?こどもの詩?は受け継がれてゆく
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