太陽と瞳/
栗栖真理亜
閉じられた扉
こじ開ける勇気も無く
ぼくはまた瞳を涙で濡らす
君の声
君の姿を思い浮かべるたび
切なくて
切なくて
痛む胸を押えた
ねえ、夢で逢えたら
ううん、夢ではなく君に本当に逢えたら
どんなにいいだろう
君の温かくて広い懐に飛び込んで
思いっきり頬擦りしてあげる
いつまでも
いつまでも
君の瞳を
その太陽みたいな瞳を見つめていよう
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