生き様/貫通スル線/ひだかたけし
 
絶望することに
早々と絶望し
ながらも、
他人へと期待する
先祖返り繰り返しつつ

もはやどうしようもなき諦念に至り
生きる基本的態度としてのこの無関心 、

生まれ故郷すら遥かとほく遠ざかり
透きとほる哀しみエメラルドグリーン
身に染み渡り澄み渡る響き静かさの瞬間に

突き抜けていく この次元の向こうへ
肉身のわたしなるもの更なる高み深み
イノチの体、エーテル体に宿る私へと

行ったり来たり死んだり生きたり

自己意識の今や無数無限に分裂し
混沌嵐に吹き荒れつつ在るからこそ

この肉身大地にしっかり足を付けつつ、

日々の営み瞑目沈潜繰り返す魂生き様なりと。




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