空は流れる 明日の方向へ/
紅茶猫
入江の向こうに
黒い影が浮かんでは消える
波の音を奏でる
音符のように
埋まらないパズルのような曲線を描いて
この場所を離れないものがあることを
僕はくりかえし
思い出していた
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