五行歌、汀の水・内なる宇宙と/ひだかたけし
 
拡がりゆく色々模様
意識の瀬際に滲み現れ
無限無限 、透きとほり
光響を放ち輝き逃れ
入れ込む力みを柔ら解く

 △

たまぁにあってたべあるきして
てをつないだりののしったり
しておわかれしたらまた
真夜中の深みへ
ぽっかり独り

 ▽

重ね来る残像の渦
来たるもの待ちつつ
うねり奥まる響の逃げ足 、
ひたひたひたひた感触確かに

落ち着き払う我、億と泳ぎつ


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