つれづれと俳句(無季)/大町綾音
 
闇夜には似合いの歌があるのです

げんげ田をこえて野ネズミ丘をいく

ハナミズキよく似た香りを持った人

ラ音からゆっくり下るセレナーデ

白き月青き地球の対となり

地に落ちてそこは一つの楽園で

大根の葉は根ほどにも物を言い
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