自我の定立と詩?/大町綾音
は、
〉自我は自分自身を定立する、この命題の内に、本質的には、自我における神性も含まれている
から参りましょう。
この場合、先ず、自我、人間自我とは何か?
を改めて別の視座、〈思考〉の視座から明確にしてみます。
詩想として以下、
「漲る思考生命のチカラ、
人間主体が観察し知覚する
外的対象へ向け発動されつつ
その眼差しを自らに注ぐ時、
初めてこの私という
自己感情ならぬ自意識の生まれ、
わたしはねっ! 、と言う
思考力動の恩寵の許に
〈主観的自我〉の初めて在りと」。
如何でしょうか?
◯おぼろん……
なんと言いますか、詩に
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