詩想、キレット/ひだかたけし
ひらはらはら
自ら舞い自らと舞い
打ち克っていければ
それだけでいい
克服すべきは己のみ
はらはらひらひらと
ひたすらに舞いながら
天へ向けての地に向けての
我欲を払い拭いひん剥いて
今生で潔く諦めること、また事次第と
貴女と私を結ぶ意識のなか静かさの舞う
きらきらふつふつ
ふつふつきらきら
自らの内から外へ
光に包まれ打ち出でて
観れば宏大な海洋の煌めき
自らを貴女へこの世界へ注ぎ込む
新た低い私から高い我へ
外から消滅の肉身を観る日まで 、
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