はじまりが歌えているかどうかが/ホロウ・シカエルボク
ブに捨てているんだ、仕事なんて幾つになってもそれ以上の価値を感じることはなかった、つまりそれは俺が正常だってことさ、いや、こんな言い方はやめようか、既存の価値観をカサに来て偉そうなツラをする風潮には何の興味もなかったってこと、プライドは自分自身の闘いの中で掴まなければ意味が無い、自分が欲望や思考の具現化によって視認してきたものだけが真実であり、俺のプライドなのだ、なんていうとそんなものには何の意味も無いとか、ひとりよがりなだけだとか、いろいろなことを言うやつが居る、そう、あいつらはそうした価値をコミュニティの中でしか見つけることが出来ないのさ、なんてことを考えているうちに俺は魚をなんとか捌くことが
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)