現在詩の在処/足立らどみ
に描いていると感じます。いくつかのポイントで考えてみると、
1. 詩の多層性と流動性
「一瞬一瞬の言葉の再構築」という表現は、詩が固定された意味や形式を持つのではなく、常に変化・再編成される動的な存在であることを示唆しています。つまり、詩は読み手や時代、状況によって異なる顔を見せ、その都度新たな解釈が生まれるという、多重的・多層的な現象なのです。
2. ネット詩との融合
「現代詩に寄り添うもの」「ネット詩の行きつく住処」といった表現からは、従来の文学的枠組みを超え、ネット文化やデジタル時代の特性と融合した新しい詩の形態が生まれている様子がうかがえます。インターネット上の瞬間的な情報
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