才能論/鏡文志
自分がこれをやりたい、そのために勉強してない。
僕は秋本治先生に憧れて漫画家になりたかった。ビーチボーイズに憧れて、歌手になりたかった。
それでなれなかったじゃないか? と結果論を唱えたがる人もいるだろう。
僕は全然そう思わない。
いい作品作るには僕の考えている人材が必要。それは才能の問題じゃなくて環境の問題。
そして僕は別にまだ死んでいない。
歌の作り方組み立て方は自分で学んだ。自分なりの論理と理論で鑑賞し、作りながら覚えていったんだ。
漫画にもリズムがある。リズムがあると言うことは歌があると言うこと。
僕は昔から聴覚の理解力と記憶力が凄い。
心で覚える。
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