NWSF怪畸ロマン 斬魔屋カンテラ!!『言の葉魔女』?/?任勇梓 Takatoh Yuji
殘念だつたが、その分あんたらが勉強して、頑張るやうに。坂本さんの靈が見守つてゐるよ」
今回はカンテラの独壇場だつたが、この世に帰つてきた彼は、皆に迷惑を掛けた、と、ギャラを等分に支払つた。「これも事務所長である俺の、不徳の致すところだよ。皆、濟まん」カンテラいつになくしおらしい。
大?屋。カッちやんの用意した酒は、大吟醸「越乃寒梅」。まだ梅の季節だからね、とカッちやん。何だかつまみはあたりめとかチョコポッキーとか貧寒としてゐる「角打ち」だつたが、酒だけは上ものを、と云ふのが彼の哲學なのである。
安保さん「また臨時収入、だうもね」カ「いや、テオがいつもお世話になつてゐるから。
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)