NWSF怪畸ロマン 斬魔屋カンテラ!!『言の葉魔女』?/?任勇梓 Takatoh Yuji
れ。坂本先生が持つてたケータイ。テオどんに観て貰つてくれ」急ぎ、テオは件クダンのメールを解析した…。
【?】
そして、テオまでもが…。ふらつきながら事務所を出やうとしてゐる。でゞこがニャアニャア騒ぐので、カンテラたちが気付いた。これは、例のケータイのせゐか? カンテラが観たところ、彼はいつも通りのカンテラである。テオは、半ば譫言ウハゴトのやうに、「メール…メール…」と云つてゐる。八卦に縋つたカンテラ、易の答へは「文字群」であつた。
じろさんがベッドから起きてきた。「さうだよ、メールの中身を観たところ迄は覺えてるんだ。その後は、記憶がぷつつり、さ」カ「…取り敢へず、テオの恢復を待たう」
現金なもので、テオは腹が空いて目醒めた。猫缶に生卵を落としたのを食べると、「さう、メールです。魔性の女-」と、また眠つてしまふ。カ(苦笑しつゝ)「流石『寢子』だけあつてよく寝る、よく寝る」でゞこが心配さうに、テオの顔を舐めた。
その夜、じろさん・テオの安否を氣遣ひながらも、つひ習慣でカンテラと悦美は、二人で風呂に入つたのだが…。
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