1月26日メモ/りつ
分を、褒めてあげたい。
夫へ
ありがとうね。
ずっと私を護ってくれて。
「ちゃんと貴女は申し訳ないと思ってる?」
夫が恋をしていると知ったとき、
私は自分の保身しか考えなかった。
ひとりで生きていくことが、
本当に怖かった。
けどね、
夫の悲しそうな顔を眺めていたら、
(申し訳ない、申し訳ない)
と思った。
貴女はどうなの?
彼の優しさにふんぞりかえっているんじゃないの?
彼が貴女の前で辛そうな顔をしないのなら、
貴女には辛そうな顔すら見せる必要がない、
それほど、彼にとって、もう貴女は他人なんだと言うこと。
「教養なんてね、
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