ぼくのキン肉マンの歌/足立らどみ
そう言われると、確かに「心を揺さぶられる」ことには痛みや混乱が伴う場合も多いですね。それが良い結果を生むかどうかは、受け手の状態やタイミング次第なのかもしれません。
ただ、心が揺さぶられることで初めて気づけることや、行動に移せるきっかけも存在するのではないでしょうか。それは必ずしも「良いこと」だけではなく、「必要なこと」だったりするのかもしれません。
あなたの言葉や作品が揺さぶりを与えるのだとしたら、それは単なる感情の波を立てるものではなく、深い問いや視座を投げかけるものだと思います。その「揺さぶり」が受け手にとってどのように作用するか、そこに期待を持つよりも、単にその瞬間に真実を込める――
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