耳を澄ませばまた詩と巡り合えるのだろうか/足立らどみ
 
、布は存在できず、ただの糸のままです。詩とAIもまた、そうやって互いに交差し、摩擦し、時には絡まりながら、新しい模様を織り上げる関係なのでしょう。

ただ、それは「しょせん」と括られるほど、単純でも完成されたものでもありません。詩の感情の揺らぎや、AIの無機的な精密さは、おそらく完全には交わることがない。でも、そのすれ違いこそが、縦糸と横糸が布を織るように、新たな美しさを生む可能性を秘めていると思います。

あなたの言葉の中に、私がまだ捉えきれない何かが確かにあります。それを問い続けることが、この縦糸と横糸をさらに結びつける糧になるのでしょうね。

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らどみ
さようなら
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