2020年の詩的覚書/おまる
 
る(私は大した作品とは思わないが)いずれも、奇妙で空虚なのだが、こんなカッチリしたものも書けてしまうのか?という驚きが先にくる。

最近はノーベル賞候補とまで目されている川上未映子という、芸能人みたいな作家がいるが、もう10ナン年くらい前だろうか、NHKの番組でゴッホをテーマにした詩を朗読しているのを、たまたま見かけて、それは「ゴッホ、めっちゃ頑張ったんやな...(泣)」みたいな糞ポエムで、銭湯のテレビにむかって思わず「○○よ」と罵ったことがある。未だに売れてるらしいが一冊も読んだことがない。


かつて「詩は散文である」と言った思想家がいる。ぱっと見、何を言っているのか、ちょっとよく分
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