生きるのって苦しいばかりなんだろうか?/由比良 倖
 
ても多いことは、何はともあれ事実なのだから。

 二重の苦しみ。生活の方は生活の方で、どんどん僕を苛む。生活の中では、僕は結局怖いのだと思う。誰も僕を受け入れてはくれない気がする。僕には何も無い、それどころか、僕の生存は誰にとっても、僕に取ってさえもマイナスだ、と朝起きるたびに思う。言い訳しているみたいだけど、それで薬を飲んでいるし、一度お酒を飲み出すと、何日かやめられない。お酒で痛い目に遭ったことがあるので、ぎりぎりアルコール中毒には(多分)なってないと思う。ウォッカを飲まないと死にそうになることがある。怖くて、何にも無くて、死ぬしかないと思う。
 空っぽの日々。引き籠もり。社会不適合者。
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