ノイズの中でなら上手く眠れる/ホロウ・シカエルボク
 
続けて澱み始めた目を再び見開かせてくれるものなら…そういう意味では俺がこのように書きあげようと試みている新しい文章は、詩であるかどうかという部分についてはそれほどこだわっていないと答える他ない、時代はいつだって変わり続けている、それが良い意味でなのか悪い意味でなのかは俺にはわからない、俺はタイプし続ける、詩の答えは詩のなかにあるだろうか?あるともないとも言える、それは作者の意図するところではないかもしれない、詩人は理由の為に詩を書き始めたりはしない、詩人が詩を綴るのはいつだって衝動のもとのはずだ―暑い夜、水分を幾らとっても渇きがすぐにやって来る、何度も水を飲む、そして何度目かのキッチンで、渇いてい
[次のページ]
戻る   Point(4)