詩の日めくり 二〇二二年二月一日─三十一日/田中宏輔
 
んに、これ、まえにも書いてたで、と言われた。そうか。進歩がないのう。


二〇二二年二月二十七日 「夢」


お金を盗まれる夢を見た。夢占いだと吉の夢だとか。


二〇二二年二月二十八日 「夢」


 出眠時に見た夢は生々しかった。子どもたちが部屋に押し入り、ぼくに麻酔のようなものを飲ませてから、ぼくの身体を縛って、唇をカッターナイフでそいていくというものだ。かすかに感触らしきものは感じた。なにを暗示してる夢なんだろうか。

拷問で出血する夢は悩みが解決する予兆だそうです。


二〇二二年二月二十九日 「神鯨」


あしたは、第3回目の接種券をもって日知庵に
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