詩の日めくり 二〇二二年二月一日─三十一日/田中宏輔
 
LとSF』が特集だって。マーティンの『フィーヴァードリーム』がまっさきに思いついたが、ゲイが出てくるものに、エリザベス・A・リンの『遥かなる光』があった。ベアの『天界の殺戮』も同性愛は主要なテーマの一つだし、シルヴァーバーグの『時の仮面』でも扱ってた。

 同性愛をはじめてSFに題材として採り上げていたものとして有名な、シオドア・スタージョンの『たとえ世界を失っても』を忘れていた。これは河出文庫の『20世紀SF?』1950年代に収められている。古書値も高くなかったと思う。ほかにもあったかな。忘れた。

 いま、Amazon で古書値を見たら、『遥かなる光』が1円だった。『フィーヴァードリー
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