死≒体/あらい
ほぐされる悲哀に
〜扱われる平凡は変わらない。
三角錐の流行歌はひっそりとした花の甘き
+窓辺から死んでいく光景が「=アッ、」という間に。
(カバンから引っ張り出された糸の目を、
ぴっちりと
束ねた水垢がぬるぬると落ちていった。)
乱暴に外したおはなしの
、筆談めいた
湖は盛り上がり、
漕がれたグラスの縁に唇を噛んで、
飲み干したような存在と脱皮した。
夜露に足元まで
示し合わせる熱いものが癒着したまま
長々しい中略は刺殺しただけ、
朽ち欠けた踊り場の横たわる、
踵の踏まれたバレーシューズはその船底と砂をかむ。
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