夜が終了するまえに/よるもと
ひとつになることを、
ぼくらはかつてそう呼びました。
グレーな心境が反射した車の窓に、
ぼくらがみていたのはジューン・ブライド。
/デイ・バイ・デイ、デイ・バイ・デイ、
デイバイデイ・デイバイデイに走り高跳びして、
そんな生活にぼくらはいつか死ぬかもしれなかった。
夜がサービス終了してから死んでくれ、と、
オール・マイ・ラブで世界が飢えていくように、
一点の光ずつ夜は終了していく。
かんじゅ、して、
朝が亡くなったことを書き留めていく。
……
ぼくらは星のうざったい明滅みたいに、
からだの芯から怒らなきゃならない、
ぼくらは夜に高速道路を全力疾走して、
あいしてほしいと叫ばなくちゃならない、
昼が24時間フル稼働するまえに
あいして・あいして・あいして、
ぼくらのことあいして・って。
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