詩の日めくり 二〇二〇年十二月一日─三十一日/田中宏輔
だった。
二〇二〇年十二月五日 「ルアナ」
日知庵からの帰り道、セブイレで缶チューハイを2缶買って、いま、部屋で飲んでいる。おみやげにもらった卵焼きとポテサラがおいしい。あしたは、溜まっている洗濯物を洗濯しなくちゃ。あしたしなければならないのは、ただそれだけ。
6作目は、ギルバート・トマスの「ルアナ」宇宙から持ち帰った胞子を秘密に育てていた博士がいる。胞子は巨大なキノコとなった。博士はキノコを彫刻して女体にして、ルアナと名付けた。博士はルアナを愛した。博士の同僚の外科医がキノコを食べて死ぬところで終わる。毒キノコだったのである。
7作目は、テューリ・カブファー
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