詩の日めくり 二〇二〇年十二月一日─三十一日/田中宏輔
ランでケーキを切り分けるだけの話。超細かく切り分けるのだけれど。おもしろくなかった。
二〇二〇年十二月十四日 「懐かしき主人の声(ヒズ・マスターズ・ボイス)」
2作目は、ハンヌ・ライアニエミの「懐かしき主人の声(ヒズ・マスターズ・ボイス)」自分の独立国家で、自分のクローンを一万体つくろうとした男が、自分のひとりのクローンの裏切りに合って、処刑されたのだが、その男を主人とする犬と猫によって、救い出される物語。おもしろかった。
3作目は、ダリル・グレゴリイの「第二人称現在形」ドラッグで自我を焼失した少女の物語。新しい人格が定着される。もとの人格を取り戻してくれることを希望
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