夢日記/雨の音
フォンでその窓を写真に撮り始める。
申し訳なさを感じながら詩人の家を後にする。
家族と合流。
妹(14歳ぐらい?)がお気に入りのバッグを踏まれたらしく、気の毒なほどベソをかいているが、あまり母は取り合わない。
ポケットからハンケチを取り出し、何故か持ってるヴォルビックで湿らせて鞄を叩いてやると妹があまり信用出来ない目で僕のやりようを見ている。
母がため息をついている。
父が微かに苛立っているのがわかる。
足跡がなんとか取れると、妹が小さくありがとうと言い、父が早くしろ、と低い声で急かす。
僕の家族は歌にならないな、あの詩人の家にとてもすみたいな、あの詩人がソファに座って笑って僕をみていた様な気がするんだよな、それは素敵な事だよな、と目が覚めた。
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