そノかげハ天使とナリ/あらい
古美術商と少年
魔法のランプのサインを一切れ 汐のとき 伽羅の砂時計に、口の端にのせておけば、箇条書きに草は群がり栄え華々しく執行されるかもしれない……自慢話に興じるこっくりさんに従い、虫が巣食う材木を組み立てる 唇を、やはり舌先で舐める海上を照らし出す一輪のフラワーと、灰燼(かいじん)をかき集めた『冬』へ招待される
踏切を映す鏡→火花散る雪→珊瑚の骨
→金縛りの半熟卵となり町に原点回帰する
、心の像。
綺羅を飾る少女漫画。
夢心地のマーメイドがするりと浮かぶ
蛍光灯から試験管まで夥しく蔓草を
野薔薇のような血痕は赫灼(かくしゃく)
遥か
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