住めば気狂い花の都/あらい
 
停留所の影響を述べたら、たまり場的ジオパークの幕切れが用意されるという。
 小春日和のいちにちの 閑散を濃淡と騒めかせる、あてどもない作業風景の意味、代わり映えもしないくせにうってつけの出会い、その日を最期に嘲笑う。

 おぞましいほど消耗品の日常はつとめてやわらかな圧着で大差なくひっついて、季節外れのながしかくに声を枯らして取り組まれる 無資格に目を盗んだ作用点の、波風だけが立つ、それが、(野良犬でも飼い猫でも。)


 ゆれて ゆれて、よこたえて ぶれておちる。
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