打ち壊したの章(ブレーキで二輪車を担ぐもの)/アラガイs
 
ハンユイやら可笑しなラテン語やらと、わけのわからない言葉でかって気ままに替え歌を作ってしかも声にだして歌ってしまうという。阿呆の鳥(阿呆鳥にはわるいが)この所作を傍で誰かが耳にすれば、この男は気が触れたのか、きっとそう思うに違いない。流行歌一( ビッチュギャッザービッチュギャッザ〜とじまり、ビッチュギャザービッチュギャザー〜こまわり〜)笑 なんのことはない、鈴木あみのBetogetherだった。とりあえず検索してみてやっと取り戻すことができた。 こうなれば独り言も天声を極めていくことになる。あたまの回転は戻る。自らブレーキを壊して軸はぶれる。空間は変調に止まる。痴呆症の男が知的好奇心に蝕まれている。 ヤンバルクイナやあ、やれやれ障害者よりも厄介だ。  と、そろそろ時間差が近づいてきた   続く



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