詩の日めくり 二〇二〇年五月一日─三十一日/田中宏輔
 
読み終わった。よいなと思える短篇が一つもなかった。タイトル作品も、三部構成だったが、しょぼかった。ぼくの好きなオールディスだけれど、この短篇集は出来がいまいちだったな。

 きょうから、寝るまえの読書は、ドノソの『夜のみだらな鳥』にしようと思う。むかし、20年ほどむかしかなあ、さいしょの数ページを読んで、途中でほっぽり出したやつ。読めるかな。いまページを開けて見たら、字が詰まり切ってる。難物だな。


二〇二〇年五月十七日 「細菌列島」


 こんど、書肆ブンから出る『詩論集』 一篇増やしたから、総ページ数190ページになった。校正をいまからするのだけれど、この校正って作業、どう
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