詩の日めくり 二〇一九年七月一日─三十一日/田中宏輔
二〇一九年七月三日 「そして、だれもがナポレオン」
という詩句が
だれの詩句であったか、思い出せない。
持ってる詩集にはなかった。
どなたか、ご存知の方がいらっしゃったら
教えてくださらないかしら?
二〇一九年七月四日 「詩句」
あ
さっき思いついた言葉
甕はこわれるが、甕という概念はこわれない。
われながら、いい詩句になりそうと思ったのだけれど
「われながら」も、しゃれになっていることに気がついた。
しゃれ、ううううん。
だじゃれかな、笑。
意図せず。
二〇一九年七月五日 「エアコン工事」
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