記号を嗅ぐ/
ただのみきや
は眼差しの優しさであり
寛容で縛られない心の態度ではなかったのか
それが今や新しい玩具のラッパや刀を手に入れた子どものよう
匿名群衆の言葉狩りは続く
時代正義を現わす新しい旗印
その名を口にしてその旗を振れば
それ以外のものを悪と断じることができるのだ
多様性という美しくも曖昧な絶対と
男とか女とかは時代遅れで性差別的であるという
もはや単なる二元論
《2022年1月23日》
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