詩の日めくり 二〇一八年八月一日─三十一日/田中宏輔
読んだことがあると思った通りだった。これでひとまず、ひと安心。
肝心の作品「笠貝」または「あおがい」という邦題の短篇だが、サマセット・モームの作品にも似た、にやにやと読んでる途中でも笑けるブラック・ユーモアに満ちたもので、人間のもついやらしさというかあさましさを表していた。
もちろん、こんなにこだわったのは、傑作だと思ったからである。
二〇一八年八月二十九日 「カレッジ・クラウン英和辞典」
ぼくのもっとも信頼している英和辞典、カレッジ・クラウン英和辞典で、limpet を引くと、アオガイ・アミガイの類(海岸の岩石や棒ぐいなどに付着している小さな編みがき状の貝がら
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