詩の日めくり 二〇一八年八月一日─三十一日/田中宏輔
。あしたは、月に一度の、神経科医院に。処方箋だけだから、電話で予約すればよいだけ。クスリがなくなった。これからのむ分で終わり。もう少しきついクスリをとも思うが、クスリをかえて、異変が起こったら怖いし、同じクスリを処方してもらおう。寝るまえの読書は、スミス。
日知庵からの帰り道、河原町通りを歩いていると、男女のカップルの男の子のほうが「太陽パンツが……」という言葉を口にしたのを、ぼくの耳がキャッチした。いまグーグルで検索したら、出てきた。ちょっと、ふんどしテイストのある男性用下着のことだったんだね。まるで詩語のような響きのある言葉だ。
二〇一八年八月十八日 「コードウェイナー・スミ
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