詩の日めくり 二〇一八年八月一日─三十一日/田中宏輔
 
らは、いっさいわからない。というか、じつは、何を書いてらっしゃるのかもわからないのだが、魅力的なフレーズが随所に出てくるので、読んでいて、ハラハラさせられ通しだったのである。とりわけ、つぎの箇所に、こころひかれた。9ページの4〜7行目、34ページの4行目、63ページのうしろから2行目、71ページの4行目、89ページの3〜5行目、94ページの10行目、96ページの5行目、101ページのうしろから1行目〜102ページ2行目まで、106ページの3、4行目。以上の文章は、クリアファイルのなかにあった、きょう、ふと見つけたメモから書き起こしたものである。もしかしたら、以前にも、倉石信乃さんの詩集『使い』につ
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