詩の日めくり 二〇一八年八月一日─三十一日/田中宏輔
 
車のカゴのなかから、ぼくのからだを持ち上げると、ぼくはシッポをプルンプルンと振り回した。ノブユキが、「かわいいな、おまえは。」と言ってくれたので、ぼくは4つに割れた唇をのばして、ノブユキの唇にチュッとキッスをした。ノブユキもそれにこたえてチュッとキッスをしてくれた。


二〇一八年八月十一日 「ケビン・シモンズさん」


 ケビン・シモンズさんへ、ぼくの友人が出版をしていまして、Collective Brightness の全訳を出版したいと言っているのですが、ケビン・シモンズさんのメールアドレスを教えてもよいでしょうか?

 いま日知庵から帰った。あしたも日知庵だけど、ぼくのアル
[次のページ]
戻る   Point(13)