朝の光/
ミナト 螢
目を閉じているのに
感じてしまう
穏やかな気配
それは頬に
レコードの針を落とすような
光の歩みが
瞼を青くする
影になる場所で
隠れる前に
寝返りを打てば
会いに行ける
体温を残した
毛布の中で
僕の戦車は
煙を出さずに
朝の匂いを
吸い込んだ
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