北方派五分楽団/板谷みきょう
時のボクは
地方の会場に現地入りしており
列車内で何かトラブルが起きても
対応する術がないにも関わらず
暫しの沈黙の後
「それならいいですが。」
そうして電話は切れた
車掌の事務的で非現実的な
責任の所在の求め方に
愕然としたが
楽団員は何事もなく無事に
現地の駅に到着し
駅前で待っていたボクに
嬉しそうに手を振るのだった
※北方派五分楽団の地方演奏
https://www.youtube.com/watch?v=Fh-hha1C4gw
戻る 編 削 Point(1)