顛末/墨晶
 
          雜文
 オレはただ寢ていた
 朝、何度かドアチャイムが鳴ったと思う 無?した
 もう午後だったと思う
 そのうち
 うるさいサイレンが聞こえた
 近所で誰か死んだのかなって思った、でも寢てた
 すると
 なにか外で、男たちが無線で「現場到?しました」「OKです」などと云っている
 閉じっぱなしの雨?がガラガラ開けられ
 玄關のドアをガンガン叩かれ
 オレは「大丈夫ですかああ!」等と怒鳴られている
 流石に、オレはなにか壯大な誤解をうけていると思い玄關に出た
 するとオレンジ色のナイロンの上下にコンバッ
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