詩の日めくり 二〇一七年四月一日─三十一日/田中宏輔
 
のひと言の引用もなく。まあ、いいか。採り上げていただくだけでも。ね。これが無名の詩人のさだめかな。

いま日知庵から帰った。ひとりじゃないんだよ。えへへ。


二〇一七年四月三十日 「ゲイルズバーグの春を愛す」


 ジャック・フィニイの短篇を読もうと思う。きのう、フィニイの『ゲイルズバーグの春を愛す』のトールサイズの文庫をブックオフで108円で買ったのだった。ほとんどさらの状態。

 フィニイの短篇集、会話がほとんどなくって読みにくいけれど、このあいだ現代日本の作家の小説を開けたら会話ばっかりだったので、それも勘弁してほしいと思った。適当に、まぜまぜしたものが読みたいと思うの
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