人間と鳩と生ゴミと/石田とわ
 
     まだわかるのだ
     自然に生きる者の運命なのだと
     それが命なのだと
     救えない命もあるのだと
     けれどまだ息のあるものを
     ゴミに出す
     それは許されていいことなのだろうか
    
     知り合いがその場所に戻った時
     鳩はすでに誰かの手によって
     片付けられていた













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