冥王/
やまうちあつし
もはや全然
会いたくはない
不在としての人型が
まとわりついて離れない
聞こえなくなれ
声が
見えなくなれ
影が
話せなくなれ
何も
気づかなくなれ
光
冥王星が
頭上に宿る
そのハート型の
蒙古斑に
玉座置かる
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